本当は 怖い 家庭の医学 によせてトップ >  脳・神経・精神疾患  >  臭くないおならも怖い

スポンサードリンク

カスタム検索

2007年08月29日

臭くないおならも怖い

夫が長年浮気をしていたことを知り、一人暮らしをしてき主婦の症状です。

(1)臭くないおならがよく出る
(2)緊張するとおならがしたくなる
(3)夕方になるとおならがしたくなる
(4)激しい動悸

「噛みしめ呑気症候群」は、緊張やストレスが原因で、ゲップやおなら、腹部の膨満感など身体に様々な異変を引き起こす心身症です。
原因が分かりづらいため、社会不適応、うつ病などになることもある恐ろしい病です。

この病の原因はストレス。彼女の場合も、夫の浮気や離婚調停などが精神的なストレスとなって襲いかかっていました。

ストレスがかかると、無意識に上下の歯を噛みしめ、舌を上あごに押し当てる状態になる。
すると、のどの奥に溜まった唾液と共に、空気も一緒に飲み込み、消化器に入る。
これを繰り返し、胃がパンパンに膨らむほど空気も飲み込む。
この空気が、大量のおならの原因で、頻繁におならが出ていたのです。

夕方におならが出やすいのは、朝、活動を開始してから、飲み込んだ空気が大腸に届くまで5〜6時間、溜まった空気が、大腸の内圧を高めるのが夕方以降のためです。

また、緊張すると、胃の動きが活発になり、飲み込んだ空気が大量に大腸に送り出されるため、おならをしたくなるのです。

激しい動悸は、心臓の鼓動が、空気で膨らんだ胃に反響したために起こったものでした。でも、空気の飲みすぎが原因以外は、彼女の身体は正常なため、いくら検査をしても原因が見つかりません。当然のことです。

ドクターショッピングを重ね、辛い症状の原因が分からず、さらにストレスを感じ、うつ状態になるという悪循環に陥っていたのです。
「匂いのないおなら」が病を警告するメッセージだったのです。

しかし、臭くなくても頻繁におならが出たら社会生活に支障がありますよね。
朝、出社前に自宅で全て排出されればともかく。


トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 

本当は 怖い 家庭の医学 によせてトップ >  脳・神経・精神疾患  >  臭くないおならも怖い

記事検索
★サイト内情報について★
本ブログ記事内の病気の症状、治療方法等の情報は、「朝日放送 最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学、みんなの家庭の医学、NHK ためしてガッテン」等の番組放映時に得た知識を内容に極力忠実に記載したものであり、該当する記載事項についての著作権は、番組運営会社に帰属します。