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2008年05月20日

ドライマウスと味覚障害

ドライマウス(口腔乾燥症)・・・口が渇く・・・怖い病気が!心配です。
緊張すると、健康な人でも口が渇き、口臭がひどくなることがあります。
この患者の場合は、あわてて食べた訳でもないのに、なぜかクッキーが喉につかえて飲み込みにくく感じたのが始まりです。
主な、病状、症状の進み具合は
(1)乾いた食べ物が飲み込みにくい  (2)歯に口紅がつく
(3)口が臭う、口臭がひどい (4)舌が痛む (5)味を感じない
今回の症例は、ドライマウス(口腔乾燥症)から味覚障害になってしまった例です。
「味覚障害」は、舌の表面の味蕾(みらい)という味覚を感じる器官が異常をきたし、食べ物本来の味を感じられなくなってしまう病気です。
偏食などによる亜鉛不足で、味蕾(みらい)の新陳代謝が進まず機能が低下して、味を感じられなくなることがあります。
しかし、彼女の場合は現代病が潜んでいました。
それこそが、「ドライマウス(口腔乾燥症)」。
唾液の働きには、1.消化作用 2.粘膜保護作用 3.歯の保護作用 4.抗菌作用
があります。
ドライマウスの原因は、薬の副作用、糖尿病や特定疾患(難病)のシェーグレン症候群など多種多様ですが、ストレスが関係することも多いのです。
唾液の分泌は、自律神経によってコントロールされ、リラックスして副交感神経が活発になると、唾液の量は増加。逆に緊張し、交感神経が活発になると減少します。
彼女の場合、介護やパート先の出来事が、ストレスとなって蓄積。自律神経のバランスが崩れ、交感神経が絶えず活発な状態になっていました。
唾液の分泌が極端に悪い状態になり、口の中が渇き、「乾いた食べ物が飲み込みにくい」という症状が現れました。
「クラッカーサイン」と呼ばれる、ドライマウスの最も典型的な初期症状です。
唾液量の低下は、口の中の雑菌の増加という恐るべき事態を招きます、口の中の常在菌は、唾液によって洗い流され、唾液の抗菌物質により一定量に抑えられています。
洗浄効果が低下すると、カンジダ菌が増殖し、炎症を引き起こしてしまうのです。
ドライマウスでカンジダ菌が増えた場合、白い苔のようなものが付き、これが「口臭」や「舌の痛み」の原因になります。これを放置すると、炎症は味を感じる味蕾にまで及び、ほとんど味を感じることができなくなります。
味覚障害は、味蕾(みらい)が完全に壊れていなければ治る病気です。
ドライマウスを早期発見することが大切です。






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