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2013年01月23日

本当は怖い首のコキコキ〜 骨のトゲ

骨のトゲが神経に刺さる?怖いですね・・・
神経に何かが少し触れるだけでもズキンと重たく刺激の強い痛みが走ります。
普段から姿勢が悪く、ひどい肩こり。つい首をコキコキと鳴らしてしまうのが癖でしたが、ある朝、突然指先にピリピリとしたしびれを感じました。気になる異変がその後も・・・。
症状の変化は?
(1)指のしびれ(2)腕全体のしびれ(3)首から両腕に鋭い痛みが走る
(4)指の動きがぎこちない (5)両腕と両足に激しい痛み
頚椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)とは?
頚椎は、首の骨のことで、背骨の一番上に位置しています。
首の骨は、重い頭を支えながらもなめらかに動く働きをしています。
ここで骨と骨のクッションの役割をしているのが椎間板です。
椎間板の中にはゼリー状の物体が入っていますが、老化や悪い姿勢などが原因で徐々に水分が抜け、しぼんでくることがあります。こうなると弾力性を失ってしまいます。
頚椎は不安定な状態になり、骨同士が擦れ合うようになります。
その結果、今度は骨やじん帯が椎間板の代わりに頚椎を支えようと変形していくのです。
椎間板との間にできたすき間をふさぐように、「骨のトゲ」が伸びるのです。
こうしてできるトゲは、人体の防御反応の一つとも考えられています。
骨の棘(とげ)と書いて「骨棘(こつきょく)」というものです。
「頚椎症性脊髄症」は、骨棘が首の神経を圧迫し、しびれや痛みを引き起こすものです。
この病の主な原因は老化だといわれていますが、47歳と比較的若かった患者がこの病になった陰には日頃の生活習慣が大きく作用していたようです。
首をコキコキと鳴らすクセは椎間板に急激な負荷をかけ、椎間板の老化を増進させてしまいます。
さらに肩こりの原因でもある姿勢の悪さも問題でした。前屈みでパソコンに向かう姿勢を続け、首の骨が本来の位置より後ろに反り、首全体に大きな負荷をかけていたのです。
うつぶせで本を読むという姿勢も、椎間板には負担が大きいのです。
こうした悪い生活習慣が椎間板の老化を早め、ついには骨にトゲが生じてしまいました。
最終段階では・・・急に首を上げたあの時、トゲの圧迫で極限状態だった神経が押しつぶされてしまったのです。
緊急手術を行い、腕のしびれはあるものの、重篤な麻痺などの後遺症がでなかったのは幸いかもしれません。
極度に首を回すなどの負担で脳の動脈の壁が割ける脳動脈解離型の脳梗塞も若年層に多くなっているようで怖いですね。


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