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2009年02月08日

本当は怖い声のかすれ〜甲状腺がん

声のかすれをお客さんに指摘されたカラオケスナックを経営している中年女性の症例です。仕事柄、声がかすれるのは仕方がないと諦めていた彼女に異変はさらに続きました。
(1)声のかすれ (2)喉のしこり (3)物が飲み込みにくい
(4)しこりが大きくなる(5)しこりがさらに大きくなる
「甲状腺がん」とは、喉にある甲状腺に出来るガンで40代以降の女性に多く発症します。
甲状腺ガンのほとんどは成長が遅く、致命的になることはあまりなく、怖くないガンと位置づけられています。しかし、油断してこのガンを長い間放っておくと、稀に悪性度の高いガンに変化することがあります。未分化ガンと言われる恐怖のガンがそれです。
未分化ガンに変化すると、急速なスピードで成長し、わずか3ヶ月程度で気道や食道を押しつぶし、死に至らしめます。
最初に症状が出た「声のかすれ」や「喉元の小さなしこり」は、危険度の低い甲状腺ガンによるものでした。
しかし、このガンをただのしこりと思い込み、10年もの間、一度も検診に行かず、甲状腺ガンは未分化ガンに変化してしまいました。
こうなると以前と比べものにならないスピードで成長し、2週間で傍目から見てもわかるほどに。ついに気道を押しつぶし、帰らぬ人になってしまいました。
甲状腺がんは、乳がんと同じように、しこりに気づくことで、自分で発見できる病です。喉のしこりに気づいたら、早期に検査を受けることが大切です。
また甲状腺の病気は、更年期障害に似た症状が現れることもあります。
甲状腺ホルモンの影響で場合によっては、心不全を引き起こすこともあります。
声のかすれは、他にも寝ている間に胃液が逆流して起こることもあり注意が必要です。


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