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2009年07月16日

新型水虫って?〜その感染源とは

新型水虫菌による「トリコフィトン・トンズランス感染症」って知っていますか?
水虫というと男性の足に多いというイメージがありますが、トンズランスという妙な名前の新型水虫の症状は知らないと怖いことに・・・・。
本当は怖い家庭の医学で几帳面で綺麗好きな専業主婦の症例が取り上げられていました。
ことの発端は、右膝に虫刺されのような赤い点ができ、痛みもかゆみもなかったため、虫刺され用の軟膏を塗って対処することにしました。
症状の進行具合は
1.虫刺され状の小さな赤い点が足にできる
2.炎症が拡大してジュクジュクしてくる
3.炎症がウズラの卵大になる
トリコフィトン・トンズランスは、世界中で患者が急増している新型の水虫菌のこと。
感染ルートは元来、南ヨーロッパにいた菌が中世に南米へやがて、北米、オーストラリア、アジアへと拡大していき、日本では2001年に確認されたそうです。
水虫は、白癬菌というカビの一種が、足の裏などで繁殖し、皮がむけるなどの症状が出る病です。水泡ができたり、指の間が割れたりといった痛みや痒みが伴います。
新型水虫菌も同じ白癬菌の仲間ですが、従来の水虫菌と比べ、大きな違いがあります。
足以外、特に上半身に感染することが多いため、水虫とは思わず、見逃してしまう場合が多い。特に頭部に感染した場合などは、かゆみもないため、気付きにくくようです。
でも悪化すると頭頂部が禿げ上がることもあります。
さらに、非常に感染力が強く、通常の水虫菌に比べ、角質への侵入速度が異常に速いとい
うデータもあるようです。
従来のタイプの水虫は、浴室のマットやじゅうたんなどから感染することが多い。
しかし、新型水虫菌は、接触によって感染するケースがほとんどだと言います。
感染の拡大は、強く身体が接触する格闘技の普及と深く関わりがあるとされています。
この症例では、柔道を習っていた息子の髪の生え際近くに赤い炎症が見つかり、頭皮にまで感染が拡がっていました。
彼女の場合、息子との接触、特に膝枕で患部と足が接触し、新型水虫菌に感染したもようです。そして息子への感染ルートは、少年柔道のコーチをしていた高校生の腕から。
頭部は、菌が少ない場合は抗真菌剤入りシャンプーで洗髪するのが効果的のようです。
しかし、皮膚の疾患は短期間で塗り薬の効き目を確認しながら最適な薬剤を選定することが多いので医師の判断が大切です。
新型水虫菌は強い感染力がありますが、定期健診と早期の治療で拡大を防ぐ事ができます。


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