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2009年08月05日

本当は怖い夏休み〜肺血栓塞栓症になりやすい環境

肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)になりやすい環境といのが簡単に作られてしまうことがあります。
知らないでいると怖い病気になる引き金に触れてしまう、「本当は怖い家庭の医学」で警鐘をならしていました。
そんな危険な行動とは?
車での移動を考慮して水分を控え、宿では露天風呂で旅の疲れをいやし、夜の宴会ではつい飲み過ぎてしまいます。
渋滞に巻き込まれ、4時間以上も車中で過ごし旅を終えました。
旅行後の翌日、散歩に出かけ突然、胸を締め付けられるような息切れに襲われました。
症状の進行は、(1)息切れ (2)呼吸困難

飛行機での長距離移動で発症するエコノミークラス症候群という名前でおなじみのものは、深部静脈血栓症に伴った急性肺動脈血栓塞栓症のことです。
「肺血栓塞栓症」とは、静脈の血流が滞った時にできる血栓(血の塊)が肺の動脈に飛んで詰まり、呼吸困難や動悸を生じ、最悪の場合、突然死に至る恐ろしい病です。
しかし、健康上問題の無い人にでも起こると特徴があります。
この血栓が、脳に移動して血管を閉塞させると脳塞栓、心臓の血管を閉塞させると急性心筋梗塞となり、とても危険です。
このケースでは、長時間自動車の中で座り続けたことで座席に押しつけられ、ひざ下の静脈が圧迫されていました。
ふくらはぎの筋肉を動かすことで、心臓へ血液を送り返し老廃物を排出させやすくするというポンプの役割を果たし、人間の足のふくらはぎは第二の心臓ともいえます。
同じ姿勢で座っているため、役割を果たせず、うっ滞を加速させてしまいました。
飛行機内では、故意に立ち上がり歩行することも可能ですが、渋滞中の乗用車の場合は難しいでしょう。
今回の患者の場合は、水分を控え、長風呂に入り、多めのアルコールを摂取したことで血液中から水分が失われ、血栓が出来やすい状態になってしまったという要因もありました。
業務で自動車を運転する場合は、4時間ごとに休憩をとることが義務付けられています。しかし、健康な人でも、発症することがあるこの病の場合、長距離移動では2時間に1度程度の休憩をとることが安全でしょう。



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