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2012年06月05日

脳にできる悪性の腫瘍グリオーマって?

脳腫瘍や進行性がんと伝えられると絶望感に襲われます。
深刻な病であるがんの中でも、特に凶悪ながんともいえるのがグリオーマかもしれません。
脳にできる悪性の腫瘍、がんです。

脳は神経細胞と神経線維、その間を埋める神経膠細胞(グリア細胞)から構成されています。この神経膠細胞にできる腫瘍を神経膠腫(グリオーマ)と呼びます。
通常の脳腫瘍は、脳を覆う膜の外側にでき、手術で取り除き易いのですが、グリオーマは膜の内側に発生し、周りの脳に浸み込むように成長し、取り除けるのは一部分のことが多く、5年生存率低い怖い脳腫瘍の一つなのです。

グリオーマ治療で5年生存率を飛躍的にアップできれば・・・・。
それは、脳全体の約5分の1を占める大きなもので、脳の奥の方に位置する厄介な場所にありました。
言語や運動、記憶など、重要な機能を司る部分が周りに集中しています。従来の治療法では摘出不可能でした。
腫瘍は、左側の前頭葉と側頭葉に覆われている部分にあるため、手前の前頭葉の一部を切除し、腫瘍をむき出しにして摘出する方法がとられました。

インテリジェント手術の場合、手術室の中でMRIが撮影できます。
脳腫瘍は、見た目には正常な脳と区別がつきにくいため、位置の特定にMRI画像が欠かせません。
事前撮影の画像では、頭蕭骨を開けた時、脳の位置がミリ単位でズレ、腫瘍と脳の正確な境目がわかりません。
インテリジェント手術の場合、開頭後にMRIを撮れるので腫瘍の位置が正確にわかります。
脳との境目ギリギリまで腫瘍をとることができ、9割以上の摘出が可能となります。
ナビゲーションシステムにより手にしている電気メスの位置が、MRI画像上に緑の線で表示され、どの部分を削除しているかをリアルタイムで知ることができます。
脳腫瘍の生存率を飛躍的にアップさせた画期的な手術法です。
わずかに残ったグリオーマは放射線治療で壊滅させます。

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