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2012年08月08日

心臓の周囲脂肪が極悪犯人?

心臓周囲脂肪を「NHKためしてガッテン」では、エイリアンとしか呼べない極悪脂肪として紹介していました。
心臓停止による突然死、死因第2位を占めるのが心臓疾患です。
検査で異常がなかった心臓の血管が突然つまり、心筋梗塞を起こすなんて怖いですね。
番組内では「謎の物体」がべっとりと心臓に張り付いている画像が・・・・。

通常は筋肉の関係で赤く見える心臓が、黄色い物体に覆われています。
実はこの正体は心臓に張り付いた脂肪だったのです。
脂肪が心臓にかみつき内側から食い破る様子を心臓の血管に突き剌さる鋭いツメの模型で説明していました。
ツメは、脂肪から心臓の冠動脈につながった毛細血管で、これを通して猛毒を送り、血管内部を破裂させ心筋梗塞を起こさせるというのです。
その猛毒の正体とは?
マクロファージといえば、白血球の一種で体内の掃除役として活躍する正義の味方でよく登場します。
しかし、巨大化した脂肪細胞を異物とみなして攻撃し脂肪細胞を溶かそうとして出す成分が悪影響を与えてしまうようです。
炎症性サイトカインが毛細血管を通って心臓に流れ込み、血管外側を炎症させ破壊するというのです。
血管外側の脂肪細胞の蓄積は、心臓周囲脂肪として認識されます。
この心臓周囲脂肪こそが、心臓の重要な血管である冠動脈の動脈硬化を進める要因だと指摘されています。

肥満の人に多いと思いがちな脂肪ですが、太った人は、やせ型の人より元来持っている脂肪細胞の数が多い傾向があり、やせ型の人は、太った人よりも少量で脂肪容器が一杯になり、心臓等の本来つかないような所に脂肪が蓄積しやすいといいます。
元々太っていた人ばかりでなく、若い頃やせていて、最近急に太ったという人は、心臓脂肪には注意を要します。
でも心臓脂肪は、増えやすいが、減りやすい特徴があるのがせめてもの救いです。
番組の実験では、体重が減れば、それ以上の割合で心臓脂肪が減りやすいという結果が出ました。
続けやすい方法で運動不足や食べ過ぎを防ぎ、余った栄養を脂肪にためないことが心臓脂肪撃退法です。

最近では、非造影心臓MRIを用いて心臓周囲脂肪を3Dで測定するといった最先端技術の心臓画像診断で早期発見し突然死を防ぐ心臓ドッグを行っている病院も増えてきています。

tomo9000 at 15:52│Comments(0)TrackBack(0)clip!循環器・心臓 

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