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生活習慣病

2010年08月02日

熱中症以外でも夏は危険?

熱中症が多発するような記録的猛暑の夏には、夏バテが心配な人も多いでしょう。
多忙で労働時間が長く、睡眠5時間以下という生活を送る人もいるでしょう。
早めに眠ろうとしても寝苦しくて満足した睡眠が取れない場合もあります。
夏バテケアやストレスマネージメントに注意している人も多いかと思います。

暑さ対策として、30℃を超える屋外へは極力出ず、仕事のストレスも、お酒やおしゃべりで解消。
帰宅後は、42℃の風呂で汗を流し、リラックス。
つけっぱなしは身体に悪いということで、寝る時は、30℃でクーラーのタイマーを1時間に設定。
こうした対策をしていた女性が、友人と旅行へ。連日35℃以上の中、観光を満喫していた彼女に異変が。
突然、友人たちのペースについていくことができなくなりましたが、夏バテだろうと軽く考えていました。
そんな彼女が2ヶ月後、半年に渡って、原因不明の高熱と関節痛や喉の痛みに悩まされ続ける事になりました。

症状としては、(1)倦怠感 (2)原因不明の高熱と関節痛・喉の痛み

実は、慢性疲労症候群を患っていたというのです。
慢性疲労症候群とは、長期間に渡って、全身に強い倦怠感や微熱を引き起こす病のこと。
長期に及ぶ疲労の蓄積や大きなストレスにより起きることが多いようです。

彼女の場合は仕事量が激増したことが大きな要因としてあげられるようです。
脳内で、大量のエネルギーが消費されると活性酸素と呼ばれる有害な形に変化した酸素が生み出されます。
活性酸素には、周囲の細胞や組織を傷つける作用があり、よく悪者扱いにされます。
細胞が傷つくと、疲労の原因物質が発生します。
国際的な学会で「疲労の原因と考えられる物質が見つかった」という発表がありましたが、これが、FF(ファティーグファクター)と名付けられたたんぱく質です。FFが作られると脳の「疲労中枢」に信号が送られ、脳で疲れを感じます。
またFFは、大量に作られると細胞の機能自体も低下させてしまいます。
FFが作られることが疲労の正体だというわけです。
彼女も日頃の激務によってこのFFが増加していたと考えられるのです。

間違った夏の過ごし方でFFが増加してしまうことがあるといいます。

人間の身体は、交感神経と副交感神経からなる自律神経が適切に働くことで、体温の調節を行っています。

35℃近い猛暑でも、冷房の効いた車やオフィスは快適な26℃といった設定の場合があります。
5℃以上の急激な寒暖差にさらされると、自律神経の切り替え頻度が高くなり、負担が大きくなります。
こうなると自律神経の中枢でもある「疲労中枢」に、FFが大量発生することになります。
冷たい飲み物は、身体の一部を冷やし、自律神経の負担を増大させます。
42℃という熱すぎるお風呂も、自律神経に負担がかかる要因となります。
睡眠の質が悪い、例えば暑さで目を頻繁に覚ますような場合は自律神経が活動し、脳が休息できません。
夏バテ対策を誤った結果、脳にFFを増加させていました。
そして、旅行先での観光で自律神経が対応できず、脳だけでなく、免疫機能など全身の機能も低下し重い倦怠感を感じ、慢性疲労症候群を発症してしまったのです。

「周囲からの期待」「達成感」「報酬」などの捉え方で、疲れの感じ方はいとも簡単に変化します。
しかし、「疲労感」がなくなっただけで、「疲労」そのものは、なくなっていない場合もあります。
「疲労」と「疲労感」には大きなギャップが生じることがあります。
疲労感をマスクし続けて働き続ければ、疲労はたまる一方となります。
夏は温度差により、1年のうちで最も自律神経のバランスが崩れ易く、疲労の蓄積が大きい季節といえます。
夏の間違った過ごし方には十分注意が必要です。
効果的なものは睡眠、体を休めることでFFの量は下がります。
血行を良くするとFFは下がると考えられています。体操や入浴などで血行が良くなります。
しかし、運動による負荷や風呂の熱による刺激によりFFの値は増えてしまうこともあります。
鳥の胸肉に多く含まれるイミダゾールジペプチドという成分の摂取も効果的のようです。


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2010年07月02日

食道がんは恐ろしい病気なの?

食道がんは恐ろしい病気としてあまり知られていません。
胃ガンや大腸ガンに比べて発症頻度が低いからかもしれません。
しかし、早期発見が難しい点、食道の内壁が薄くリンパ管までの距離が近いため、がんがまだ小さいうちに他の器官に転移しやすい点を考慮すれば怖い病気です。
以前からよく知られていることで、飲酒と喫煙をする人は食道がんの発症率が高いことがありますが、さらに注意点が明らかになりました。
早期発見が難しいのは、
内視鏡では、小さくてわかりにくい、
胃を中心に見るので食道を調べる時間が極端に短い、
早期の食道がんは凹凸が少ないために造影剤がひっかかりにくいのでX線検査でも見つけにくい
といった要因に関係があります。
食道がんになりやすい人は、酒を飲む習慣がある人である条件を満たせば発症率が劇的に上昇するとNHKためしてガッテンで扱っていました。
アルデヒドを分解する酵素の働きが悪い人が該当します。
これはアセトアルデヒドの発ガン性と食道との関係によるものです。
アルデヒドを分解する酵素は、人間の身体の各所に配備されていますが、なぜか食道は、この酵素が殆ど働かないといいます。
アルコールはアルコール脱水素酵素(ADH)の作用でアセトアルデヒドに変わり、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)の作用で酢酸に代わり分解がすすみます。
この2つの酵素の活性には個人差があり、強弱には遺伝が関係します。
ADH1Bの働きが弱い人は、分解が遅いためアルコールが体に残りやすい体質です。
2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の働きが弱い人は、アセトアルデヒドの分解が遅く、飲酒で赤くなり二日酔いを起こしやすい体質です。日本人の4割程度はこのタイプに属します。
この2つの酵素の働きが弱い人が飲酒を続けると口腔がん、咽頭がん・食道がんの発症リスクが特に高くなります。
しかし近年、特殊な青い光を用いた内視鏡とヨードでんぷん反応でよく知られているヨード液を使用した検査で、食道がんは早期発見して簡単な手術で治療できる方法があります。
とはいえ、お酒を飲んで顔がすぐに赤くなるという経験のある人は要注意ですよ。


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2010年06月08日

圧迫骨折の怖さと高血糖との関係

圧迫骨折と骨粗しょう症というと加齢に伴い心配になりますね。
骨密度を高めて骨を強くすれば、カルシウム不足で骨がスカスカになることはなく骨折を防ぐことができると思っている人は多いと思います。
背骨を骨折すると腰痛などの痛みや下肢の遅発性麻痺の原因になるだけでなく、腹部臓器の圧迫や逆流性食道炎からガンになりやすい、肺機能低下により肺炎にかかりやすくなるといった要因で死亡危険率が骨折していない人の8倍との報告もあります。
圧迫骨折は、想像以上に怖い危険な骨折ですが、骨密度を念頭においた従来の骨粗しょう症対策だけでは防げないと聞けば驚く方も多いと思います。骨密度に問題がないにもかかわらず、圧迫骨折をしてしまった症例が報告されていました。
高血糖が骨を弱くするメカニズムに関係があるとNHKためしてガッテンで取り扱っていました。続いて、たけしのみんなの家庭の医学でも。
腰椎圧迫骨折は、軽微な外傷でも起きることがあります。
ぎっくり腰と診断されて骨折として治療されなかったり、初期のレントゲン画像では見逃されることもあります。自覚症状が激しくないことも見過ごされる原因のひとつです。
でも痛みが続く場合は注意が必要で後遺症が残ることもあり、初期治療が大切です.
軽度の腰椎圧迫骨折の症状は、腰痛で脊髄神経を圧迫する程度の骨折でなければ、足のしびれや痛みはありません。
骨の主成分は、カルシウムとコラーゲンで骨の中をコラーゲン繊維が無数に走り、その間をカルシウムが埋めている構造になっています。さらに、コラーゲン同士をつなぐ梁(はり)があり強度を高めているといいます。
骨自体は、この梁のおかげで硬さだけでなく適度なしなやかさにより衝撃に対処しています。しかし、高血糖状態だとベタベタな粗悪な梁がコラーゲンに付着して柔軟性がなくなり、折れやすい骨になることがわかってきました。
糖尿病による脆弱性骨折というものです。
動脈硬化も悪い要因のひとつです。
対策としては、骨に適度な重力のかかる運動と栄養学的な予防です。
大切な栄養素は、ビタミンB6、B12と葉酸に効果があるとのこと。
こうしたものを食事以外で摂取する場合は、サプリメントが頭に浮かびますが、サプリは摂取方法を誤ると効果が出ないばかりでなく、副作用など悪影響もでることもありますので注意が必要です。
最近、糖尿病判断の新基準 として「ヘモグロビンA1c」が追加された。
ヘモグロビンA1cは、過去1〜2カ月の血糖値の平均値のインジケータであり、従来の空腹時、普段、食後の血糖値に加え診断基準を厳しくし、見逃しがないように改定されました。
アンチエイジング対策としては、やはり糖尿病になりにくい身体づくりが大切のようです。食事のレシピだけでなく、食事の仕方でも改善ができます。

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2009年12月15日

高血圧症と不規則な生活との関係

高血圧症と塩分の過剰摂取との関係はよく知られています。
「不規則な生活で塩分を取ると高血圧症になる原因を動物実験で突き止めた」という報道を目にしました。
生体リズムの乱れと肥満や高血圧などは関係が深く、昼夜交代勤務者に高血圧が多いというデータがあります。
実験の内容は・・・・
体内時計の働かない特殊なマウスで実験し、副腎から体内の塩分量を一定に保つ作用があるホルモンが過剰に出ている状態を確認したという。
このマウスに塩分の多い食事を与えると高血圧になった。
このホルモンの分泌には、副腎で作られる酵素が関与しているという。
通常、酵素は体内時計で、朝低く夜高いように調整されているが、体内時計が狂ってしまうと高い状態を保ってしまう。
水酸化ステロイド脱水素酵素というものに着目しているようです。

塩分の過剰摂取により、血液中の塩分濃度が高くなると、薄めようと周囲の細胞などから血管内に水分が取り込まれ高血圧の状態になります。
高血圧や血圧の大きな変動は、重篤な脳血管障害や心臓疾患などの引き金になります。
忘年会のシーズンなどは、生活のリズムは乱れがちで要注意ですね。


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2009年08月25日

動脈硬化で傷ついた血管を若返らせる名医

動脈硬化という言葉はよく耳にします。加齢とともに誰でも進行する、いわば老化現象とも考えられますが、生活習慣によって進行度合は変わってきます。しかし、程度によっては怖しい病気を引き起こしやすくします。
本当は怖い家庭の医学で「閉塞性動脈硬化症」と治療方法を取り上げていました。
糖尿病を38歳で患い、その後も不摂生な生活を続け、脳の血管の動脈硬化が原因で63歳の時に脳梗塞を起こした女性。さらに2年後、腎臓の動脈硬化により腎不全になってしまいました。人工透析による治療をしていましたが、さらなる異変が・・・。
(1)右足が引っ張られる (2)ろれつが回らない (3)足が強く痛む
(4)指先が黒ずみ、甲が赤紫に
閉塞性動脈硬化症という病名とともに、壊死を食い止めるために足首もしくは膝下から切断しなければならないことが告げられました。
「カテーテル治療」とは、ガイドワイヤーと呼ばれる細い管を、動脈硬化を起こした血管まで伸ばして行う治療法。
一般的には、ワイヤーを伝わせてバルーンという治療器具を送り込み、狭くなった血管を広げるといった処置が行われます。
しかし、この患者の膝下の血管の動脈硬化は、2つの大きな問題がありました。
足の血管は上半身に比べ、複雑に入り組んでいて、目的の場所まで、カテーテルを正確に移動させることが難しいこと、動脈の状態は、直径2ミリの血管の8割が狭窄していたため、血管壁を傷つけてしまう危険があるという点です。
通常、カテーテル治療は不可能と考えるのが常識ですが、番組では「神技」と絶賛されたワイヤー操作術を持つスーパードクターが紹介されていました。1mmの3分の1程度の細いガイドワイヤーをアタッチメントなしで直接指で操作し、指先に伝わるで微妙な変化で正確な操作をする技術の持ち主です。
しかし、悪いことには、この患者には心臓にある冠動脈の血管も8割が狭窄という重大な問題があることがわかり、いつ心筋梗塞を起こしてもおかしくない状態でした。
難しい膝下の血管は、バルーンを送り込んで広げ、後日、心臓の手術が行われ、ステントと呼ばれる金網状の筒を患部で開くことで血管を押し広げる処置がされました。
動脈硬化の怖い点は、全身にわたり同時進行でおきるため、自覚症状がない場所も危機的な状態になっていることが多いことです。


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2009年06月09日

痛風と内蔵脂肪の怖ろしい関係

痛風の発作は尿酸が原因で起こります。尿酸は誰にでもからだの中に一定量あって、血液などの体液に溶けて循環し、尿に混じり排出されます。
20歳以後に増加した体重の3割が内臓脂肪の量だという。
この内臓脂肪が原因で起こる病のひとつに痛風があります。
何らかの原因で血液中の尿酸の濃度が上昇し飽和濃度を越えると、体内に蓄積してきます。高尿酸血症が続くと不溶の尿酸はナトリウムと化合し塩(えん)を作り、結晶化します。
この尿酸塩の結晶が関節の内面に沈着し痛風の発作が起こります。尿酸塩に対する防御反応として、沈着した尿酸結晶が剥がれたときに白血球が攻撃する時に起こります。でもこの痛みは想像を超えるもので歩行困難になることもあるようです。
関節に尖ったガラス状の結晶が析出した画像を目にしたことがあります。
しかし、尿酸塩は他の臓器にも溜まり合併症も生じます。
腎臓は溜まりやすい臓器で、痛風発作のある人は腎機能に注意が必要です。また、心筋梗塞や、脳血管障害などの生命を脅かす怖い病を合併する割合も高いとされています。
女性ホルモンが尿酸を体外へ排泄しやすくするといったことから女性は痛風が少ないということですが、女性ホルモンが減る更年期以降には発症することもあります。
 
尿酸は核酸が分解されたときの副産物なので、新陳代謝の結果として血液中に存在しますが、尿酸の生成量が多い体質の人もいます。
しかし一般的には、食べすぎとアルコールの飲みすぎが大きく関与します。
プリン体を多く含む食品を多くとれば、尿酸の生成量も当然多くなります。
このような食品をアルコールと一緒に摂取すると、アルコールは尿酸の産生を増加させるだけでなく、腎臓が尿として尿酸を排泄するのを妨げる物質を生み出します。
こうした間違った生活習慣ため事態が悪化します。
内蔵脂肪は、悪玉アディポカインというホルモンを発生させます。
このホルモンには、尿酸を作る肝臓の働きを活性化させる作用があるといいます。
内蔵脂肪と痛風は大の仲良しということになります。
さらに身体に良いと思っていて食べていた魚介類、これも落とし穴。
プリン体を多く含むものが多いのです。
イクラなどは、プリン体が多いと思われがちですが、意外にも干した魚にはプリン体が多い、なぜならプリン体は水溶性のため、干すことによって濃縮されるからです。
内臓脂肪を燃やすには、有酸素運動がよいとされています。
血中の酸素と遊離脂肪、乳酸を消費して乳酸と水を生成する運動が有効です。
また、アルカリ食品などもがよいとされています。
この痛風は、尿酸結晶が一度析出して発症すると大変です。
最近、発病の若年化や女性患者の増加傾向もあるようです。


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2009年03月10日

本当は怖い便秘 間違った対処法

本当は怖い家庭の医学、異常な便秘に陥った夫を病で亡くした55歳の主婦の症例です。
朝食を抜き、忙しくて便意が来てもなかなかトイレに行けない生活を続けていました。
便秘薬を使用し排便はあったものの、まだ便が残っているような感じがしました。
さらに異変が・・・
(1)3日便が出ない (2)下痢気味で残便感がある (3)お腹が張る
(4)便が出ない (5)足がむくむ (6)腰痛

直腸性便秘とは、便が直腸まできているのに、便意が起こらなくなってしまう便秘のこと。ひどい場合、直腸に便が溜まりすぎ、巨大直腸という腸管が膨れ上がってしまうことになります。直腸が今にも破裂しそうにふくらんだ状態になります。
便秘になった原因の一つは、夫を亡くしたショックや、仕事などのストレスです。
このストレスが交感神経を刺激し、分泌したホルモンが腸の運動を抑制し、便がスムーズに運ばれない状態に。
そして、朝食を抜いていたこと。朝というのは腸の動きが最も活発になる時間帯で、朝食で腸を刺激することで便意を生じます。朝食抜きで1番便を排出できるチャンスを逃したのがもう1つの原因です。
この間違った生活習慣を続け、腸内環境を徐々に悪化させていきました。
腸の中には、善玉菌と悪玉菌が存在します。
便秘が進むと溜まった便が悪玉菌によって腐敗し、毒素を発生。悪玉菌がさらに増殖し、どんどん腸内環境が悪化します。腸の動きを促進する善玉菌が減り、便秘をさらに促進させる状態になります。
彼女は、仕事などのせいで便意を我慢しすぎたために便意を感じなくなってしまいました。
便意とは、便が直腸にたどり着き、その刺激が脳に伝わり催すもの。
我慢し排便しないと、常に便が直腸に溜まっている状態となり、直腸が慣れてしまうため、徐々に便意を感じなくなってしまうのです。
便意を感じず、便が次々と直腸に溜まり、腸内環境も悪化。さらに、便が出なくなるという負のスパイラルが形成されたのです。これこそが、直腸性便秘、最大の落とし穴。
こうして巨大直腸になってしまい、自力では排泄できない身体になってしまったのです。
腸内環境の状態は、酸性度(pH)が善玉菌の優位性の判断基準のひとつとなります。
便秘専門外来のある病院もあり、早めの対応が大切です。




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2009年02月24日

本当は怖いタバコを吸う言い訳って?

喫煙歴30年の愛煙家。そんな彼は突然、呼吸困難に襲われます。
(1)咳、タンが出る (2)呼吸困難

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、喫煙が主原因で気管支や肺の組織が壊れ、肺が膨らんだまま動かなくなってしまう病です。まるで延びきったゴム風船のように。こうなると呼吸困難に陥ることは明白です。
患者の95%が喫煙者。喫煙者の約25%は、COPDになると考えられています。

実はタバコを止める事ができない原因は、単に意思が弱いという問題だけではなかった。
脳からは、ドーパミンやノルアドレナリン等といった神経伝達物質がTOPに応じて放出されています。
これらの物質には、幸福感を感じる、緊張を緩和するといった働きがあり、我々は平静を保つことができています。
タバコと脳との密接な関係とは?
喫煙によりニコチンが毛細血管の中に侵入して脳に到達すると、ニコチンが脳に代わって神経伝達物質を放出する命令を勝手に出してしまう働きをします。
この繰り返しにより、脳は喫煙をしないと、神経伝達物質を出さなくなる状態になってしまいます。脳自体がニコチンを求め続けてしまうのです。
ドーパミンなどが分泌されない脳は不安を感じ、その機能が低下。ストレスに支配され、喫煙しないとイライラする状態に。
喫煙を止めようとしても神経伝達物質が不足している脳の指令により、ついついタバコを吸ってしまうというニコチン依存症に陥ってしまう。
しかし、脳は、元に戻らないかといえば、実は2週間ほどニコチンを断てば、脳は喫煙する前と同じ量の神経伝達物質を分泌するようになると言われています。
一方、COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、発症すれば完治は難しい病気です。
最近は、禁煙外来も保険適用になり、気軽にチャレンジも可能ですし、禁煙グッズも良いものがあります。


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2009年01月21日

本当は怖い寒がり〜裏寒(りかん)による冷え

本当は怖い冷え、内臓型冷え症とは?
残業続きの仕事場からの帰り道で、お腹が異常に冷えているのを感じました。厚着して外出することにしますが、汗をかくのに体はなぜかどんどん冷えていく。
さらに気になる異変も現れます・・・。
(1)お腹が冷える(2)厚着をしても身体が冷える(3)風邪を何度も引いてしまう
(4)倦怠感(5)冷えがひどく動けなくなる
内臓型冷え症とは、身体の中心部である内臓が冷えてしまう冷え症のこと。放っておくと、厄介な様々な合併症を引き起こすことがあります。
人は、生命活動に必要な体温を維持していますが、気温が低くなると交感神経が働き、熱を外へ逃がさないよう血管を収縮させて、生命維持に大切な内臓を守ろうとする人間の防御システムが過剰に反応すると冷え症を引き起こします。
冷え症には、大きく分けて四肢末端型、下半身型、内臓型、全身型、局所型という5種類がありますが、四肢末端型、下半身型が多いタイプです。
「四肢末端型冷え症」は、手と足の先が特に冷える日本の女性に最も多いタイプです。
しかし、内臓が冷えるタイプの人はもともと交感神経の働きが弱く、気温が低くなっても手足の血管が収縮しないため、温かい血液を内臓に集めることができず、体の中心が冷えてしまいます。その結果、内臓が冷え、機能が低下し、免疫力も低下するという状態に陥ります。風邪を何度も引く、膀胱炎や月経困難症といった病を引き起こしやすくなります。
この内臓型冷え症の場合は、手足の表面は血流がよく温かいので、症状に気付きにくい。重ね着で汗をかきやすく、汗が冷えることで体の中心部をさらに冷やしてしまうという落とし穴があります。
冷えを悪化させた原因は、交感神経が弱く、寒がりだったにも関わらず、冷房を浴び続けさらに激務による疲労が重なり体のバランスが崩れためと考えられます。
彼女の内蔵型冷え症は生活環境から発症したと考えられるのです。
お腹が冷えると下痢や便秘になることが多いタイプは要注意です。自分の冷えのタイプを知っておくことが大切です。

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2008年12月26日

本当は怖い頭痛

本当は怖い頭痛? 脳疾患?
神経質で心配性の性格の母親、彼女には高校受験の息子がいました
合格のために全力を注ぐ彼女でしたが、ある日、息子の帰りが少し遅くなった時、異常に心配になり、頭の後ろ側が締め付けられるような痛みを感じました。
その後も、心配や不安がとめどなくわき起こり、様々な異変が続きました。
症状は?
(1)頭痛(2)肩こり(3)不眠(4)落ち着かない

「全般性不安障害」とは、原因は明確ではありませんが、精神を安定させる物質セロトニンが不足することで脳が過敏になり、不安が抑えられなくなる病。
中高年の女性に多く、不安にさいなまれ続けると、やがてはうつ病を発症し、社会生活を送れなくなることもあります。
全般性不安障害の最大の要因は性格。神経質で心配性の人がこの病にかかりやすいのです。もうひとつの原因はストレス。
子供の受験などのストレスが引き金で発症するケースが少なくないのです。
症状が進むと、将来に対する漠然とした不安に悩まされるようになりました。
全般性不安障害の最大の特徴は、未来の出来事を過剰に心配してしまう「取り越し苦労」に苦しめられるのです。
先のことを考え不安になるのは誰にでもあります。
病気との見分け方はないのでしょうか?
頭痛や肩こりは、過敏になった脳が周囲の筋肉を緊張させ起きたもので、この病の重要なサインでした。
サインに気づかずにいると、その取り越し苦労は、さらにエスカレートしていきます。
起こり得ないことに対する不安まで、抑えきれなくなる状態にまでなってしまったのです。幸い心療内科を受診し、投薬治療によって取り越し苦労から解放され、穏やかに過ごせるようになりました。
しかし、非正規労働者の失職などを考えると不安にさいなまれるのもわかる気がします。

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