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2008年12月01日

本当は怖い風邪から眼窩膿瘍に

本当は怖い風邪、風邪ひいたみたいなんて日常茶飯事に言いますよね。
風邪をひいて週末に寝込んでしまいました。 月曜の朝、まだ鼻がぐずつくものの、熱が下がり、会社に行くことに。 鼻水が少し出るくらい大丈夫と、甘く考えていた彼ですが・・・ やがて様々な症状が出始めます。
恐ろしい症状の進行は・・・・
(1)風邪(2)鼻づまり(3)黄色い鼻水(4)口臭(5)二度目の風邪
(6)右目の周りが赤くなり痛む(7)右目の強い痛み(8)右目の失明
眼窩膿瘍(がんかのうよう)とは、眼球や視神経などがある「眼窩」というくぼみに膿がたまり、炎症を起こす病。最悪の場合、失明してしまうこともあります。

怖い病気の陰には、慢性副鼻腔炎という病がありました。
慢性副鼻腔炎とは、風邪をひいた時に起こる鼻の炎症が慢性化してしまう病。
風邪のウィルスが副鼻腔の奥にまで入り込み、炎症が膿を発生させ、ひどい鼻づまりや黄色い鼻水といった症状を引き起こしたのです。この程度の副鼻腔炎ならよく起きること。
しかし、彼の場合、新しい職場でのストレスと激務により、免疫力が低下していました。
病院に行かず放置したことで、副鼻腔の炎症が慢性化。
3ケ月も鼻づまりや黄色い鼻水が続いた症状は、慢性副鼻腔炎の証でした。
口臭は副鼻腔に大量に発生した膿の臭いが口を伝わって漏れ出たために出たものです。
この慢性化している状態が、この病気の一番危険な時でした。
こんな時に再び風邪をひいて副鼻腔に新たな細菌が入り込みました。
通常なら免疫で防げる連鎖球菌という細菌ですが炎症の慢性化で弱りきっていた副鼻腔は、細菌によってさらに炎症が悪化し、膿の量が爆発的に増加。
副鼻腔は目の視神経など多い眼窩の横の位置にあります。
副鼻腔のすき間からあふれた大量の膿が、隣りの眼窩に流れ込み、目の周りが炎症を起こしたため赤い腫れが生じました。
この時点で病院に行き適切な治療を受けていれば、・・・・。
ところが鎮痛剤を飲みそのまま眠ってしまいました。
ついに視神経が激しい炎症を起こし、失明という最悪の事態になってしまったのです。
さすがに眼窩膿瘍で失明にいたるのは稀なケースです。
しかし、鼻づまりや黄色い鼻水を軽視すれば、最悪の場合、失明の可能性もあるのです。
アレルギーの関係で出る鼻水は無色透明ですが、黄色に変化してきたら細菌感染をしているという危険信号なのですよ!


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